税理士と記帳代行

記帳代行が税理士の独占業務と思っている方のために,記帳代行と税理士の関係について説明しましょう。

まず記帳代行について説明します。
記帳とは簡単に言えば帳簿のことでお金に関する記録のことを言います。
ですがこの記帳は家計簿のように収入と支出だけを書くような単純な物ではなく専門的な知識が必要となってきます。
こうなってくるとなんとなく税理士などの専門家に依頼しなれければならないような雰囲気になりますが実際はそうではありません。
勘違いしている人も多くいるのですが,記帳代行は税理士以外でも行うことが可能となっており,税理士の独占業務ではないのです。
記帳の代行業務は存在しますがそれが税理士限定とは書いていません。
税理士の資格が必要とされる業務は会社や個人などの税に関係する業務です。
記帳などの代行はそこまでいかないのでちょっとした補助の扱いとなるそうです。
つまり税理士でなければ記帳代行はできないというのは間違いである可能性が非常に高いのです。
そもそも先ほども説明したように記帳は帳簿のような物であるため,個人などの税には関係していないので税理士法には引っかからない可能性があり,また税理士法では報酬を得ない場合でも税理士の資格を持たない人が税理士の仕事を行うと違反とされています。
複雑な問題が絡んでいる税理士の世界ですが,分からないことがあったら調べるのもいいですが情報が多く混乱するので税理士に直接相談したほうが早いと思われます。
 

【税理士関連情報】
その他1 目次