税理士という仕事は,名前の通り税に関係した仕事ですが,その仕事に就くためには数多くの資格と学歴が必要となります。
その中でもメインとなるのは税理士そのものの資格を手に入れる,税理士試験です。
この税理士試験は,内容が複雑で,単純にテストを受けてそれに合格すればいいというものではありません。
まず試験の内容は会計に関するものが2つ,税法に関するものが9つ,合計11の科目を受ける必要があります。
ですがこの11の科目をすべて合格する必要はないんです。
合格するためには会計のテストを2つ,税法のテストを3つ合格すれば税理士になることができるのです。
またすべての科目が合格に至らなくとも,各科目の合格は取り消されることはありませんから,一度の試験で5つに合格しなくとも税理士になることは可能となっています。
このように税理士試験は,ほかの資格試験とは違った,いくつかの特徴を持っています。
そして試験の科目としては以下のようなものがありますので,いくつかを簡潔に説明しましょう。
まず必ず合格しなくてはならない会計の科目ですが,それは簿記論と財務諸表論という内容となっています。
二つとも会計に関するものでどちらも合格しないことには税理士にはなれませんからこの二つを重点において勉強しても損はしないでしょう。